最初で最後の不倫体験ーもう同じ出会いは繰り返したくない

私が彼に初めて会ったのは社会人になって4年目、25歳の頃でした。当時働いていた職場のお給料では足りなかったので、会社が休みの土・日曜日の2日間だけ単発のアルバイトをすることにしました。彼に出会ったのはその時でした。彼も社会人として働いている方でしたが、おこずかい稼ぎにアルバイトに申し込んだそうです。他にもアルバイトに応募してきた方はたくさんいましたが、たまたま私と彼が組んで受付の仕事をするように責任者から指示を受け、アルバイト中の2日間、ずっと隣に座って仕事をすることになりました。最初はお互い敬語でぎこちない感じでしたが、年齢も近くスポーツ好きという共通点もあり、半日もするとプライベートな話をするくらい仲良くなっていました。その時すでに彼に対して好意を感じていたと思います。しかし、彼の左薬指には指輪が光っており、会話の中で妊娠中の奥様と3歳のお子さんがいることがわかり、少しがっかりしたのを今でも覚えています。反面、たった2日間しか一緒にいなかったとは思えないくらい彼とは本当に気が合い、なんとなく彼も私に気がある雰囲気を感じていました。2日間のバイトが終わって別れ際、彼が「今度、うちの職場の奴らと合コンしようよ」と言って裏に電話番号を書いた名刺をくれました。私もこのまま彼とお別れしてしまいたくない気持ちが強かったので自分の携帯番号を教え、数日後、彼と私が幹事になり友人達を集めて合コンを開きました。彼が連れてきてくれた友人たちはスポーツマンでイケメンもいたし、全員独身でしたが、なぜか私は彼のことしか見えなくなっていました。また、飲みながら話しているうちに彼も私に好意を感じてくれていることは完全に理解できました。それを決定づけたのは私の誕生日に無記名で職場に届いた20本のバラの花束でした。名前は無くてもすぐに彼からだとわかり電話をすると「今度2人で遊びに行こうよ」と誘われ、後日2人で会うことになりました。そして約束の日に会ったその日のうちに私たちは不倫の関係になったのです。頭では良くないとわかっていても理性がいう事を聞いてくれませんでした。その時は、心に思い描いていた理想の男性と両想いになれた喜びの方が勝っていました。しかし幸せだったのもそこまででした。彼に会うのも電話するのも彼の都合の良い時だけ。自分からはメール以外、一切連絡できない状態でした。また、彼の家族に申し訳ないという罪悪感は日に日に募り、たまにくる彼からの誘いも断るようになってしまいました。ある日の夜遅く、彼から「今、奥さんが里帰り出産で留守だから家に来いよ」と電話がはいり、彼のデリカシーのない言葉にショックを受け「行かないよ」と返事をしました。彼は一瞬沈黙した後「もう俺たち会うのやめよう」と言い私の返答も聞かずに電話を切られました。私は悲しい気持ちとホッとした気持ちになり、その後一切連絡しないまま不倫関係は終わりました。

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