1ヶ月だけの恋は出会いから別れまですぐだった

彼と私は同じ大学の同じゼミ生でした。大学4年生の時に入ったゼミに彼も席を置いていましたが、普段は全く意識もせず、まともに話をした記憶もありません。そんな彼を初めて意識したのはゼミで開催した忘年会ででした。たまたま席が近くになり、彼が話す冗談が面白くて「この人ってこんなに面白い人だったんだ」と感じたのが恋の始まりだったと思います。1次会では斜め向かいの席という微妙な距離感があって、あまり話ができなかったので、2次会では彼の隣の席に座るため、店の移動中も彼のそばを離れず、見事に隣の席をゲットできました。彼の話しでは現在付き合っている彼女もいないとのことで「この2次会で仲良くなるって彼女になりたい!」とまで思うようになっていました。自分ではわかりませんが、きっと彼は私のそんな気持ちに気付いたんだと思います。「今度一緒に鍋パーティーしようよ」と誘ってくれました。お互いの連絡先はゼミの名簿でわかっていたので、忘年会があった翌週に彼の家で鍋パーティーをする約束をしました。鍋をする当日、彼と彼の友人、私と私の友人の4人で鍋パーティーをしましたが、食材の買い出しは私と彼の2人ですることになり買い物している間中ドキドキワクワクがとまらなかったです。その日は無事に楽しく食事をして終わりましたが、その日をきっかけに彼と私の距離は縮まり、1日おきに電話をする仲になりました。その時はすでにお互い口に出していないだけで両思いだったと思います。しかし、1つ問題がありました。私が通っていた大学は仏教大学で将来お坊さんになる人もたくさん入学してきます。彼も将来、実家のお寺を継ぐ跡取り息子でした。お坊さんにも色々な宗派がありますが、彼の実家の宗派では大学を卒業後、1年間山にこもって修行をするそうなんです。修行は厳しく下界とは一切連絡は取れません。私が彼を好きになったのは年末です。冬休みを経てテストが終われば後は卒業するだけ。彼は実家に戻り修行に入る準備をします。つまり今、告白しても一緒に入れる時間はほぼありません。告白するか迷いましたが、それは彼も同じだったようです。ある日、一人暮らしをしている私の家に遊びに行きたいと言われ、招き入れた時に自然とその話になりました。もう2週間もすれば私たちは会えなくなってしまうね、と話しながらも好きな気持ちが止められず、自然と座っている距離が近付きキスをして抱き合いました。それからお別れまでの2週間、ほぼ毎日のように抱き合い別れを惜しみました。彼が引っ越しをする2日前、今まで優しかった彼が急に冷たい態度で「もう引っ越しの準備もあるし会えないと思うから」と言い出しました。私は泣きながら「修行が終わるまで待ってる」と言いましたが「1年って長いよ。。。」とだけ言って別れを切り出されました。「彼の心はすでに決まっている」と感じた私は泣くことしかできませんでした。その後、どうなったのか、連絡は取っていませんが立派なお坊さんになっていると思います。

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