映画を観て、ごはんを食べて、気になるカフェへ。そんなデートも楽しいけれど、次は少し違うことをしてみたくなりませんか。二人で手掛かりを探したり、物語の展開を相談したりする体験なら、一緒に考える時間も予定に加えられます。東京で出かける体験から、お家で楽しむ謎解きまで、二人の過ごし方に合う7つの候補を紹介します。
いつものデートに、一緒に考える時間を足してみる
行き慣れたお店で食事をするのも、家で動画を見ながらくつろぐのも、二人にとって大切な時間です。そのうえで「次は何か新しいことをしたい」と思ったら、同じものを見て、気づいたことを話せる体験を選んでみるのはどうでしょう。
発見や相談が、会話のきっかけになる
謎解きなら、見つけた手掛かりを見せたり、答えの候補を相談したり。展示なら、好きな場面を教え合ったり、同じセットの違うところに目を留めたりできます。体験型イベントには、その場で二人が共有できる話題があります。何を話そうかと考えていたところに、目の前の出来事が話すきっかけをくれるのです。
デートで大事にしたいのは、一緒に楽しむことに加えて、いろいろ話しながら過ごす時間。たとえば、謎の答えだけでなく「どうしてそう思った?」と聞けば、相手がどこに注目したのかも知れます。会話を増やしたい日には、途中で相談できるか、終わったあとに感想を話す時間を取れるかも、選ぶ基準になります。
ずっと話し続ける必要はありません。音声を聞く場面や芝居に見入る時間はそれぞれ楽しみ、一区切りついたら気になったことを話す。そんな過ごし方もできるよう、体験の内容と二人のペースを合わせて選びます。

二人で何をする?予算と時間で比べる
好きな作品の空間を見たいのか、自分たちも物語のやり取りに加わりたいのか。ここが決まると、展示・カフェ・演劇・ゲームの違いが選ぶ理由になります。予算は二人で支払う額と、食事を含むかで比べます。
| 体験・場所 | 二人分の基本料金 | 時間の目安 | 二人での参加方法 |
|---|---|---|---|
| 宇田川町に仕掛けられた謎からの脱出/東京・渋谷 | 一般2,800〜4,000円/曜日・前売・当日で変動 | 公式に45〜90分と30〜60分の記載あり | 二人で探索・相談。屋外移動あり |
| ピクサーの世界展/東京・豊洲 | 7,800〜10,800円+発券等の手数料 | 約1時間+開始15分前の集合 | ほかの来場者と同じ会場のセットを巡る |
| グリモワール・昼の通常券/東京・池袋 | 平日7,700円、土日祝9,900円 | 予約枠の終了時刻を確認 | 魔法学校の見学生として授業や演出を楽しむ |
| 演劇ごはん『ヘンボッケ』/東京・吉祥寺 | 通常券・オンライン払い20,000円 | 19時〜21時30分目安/18時30分開場 | 食事と芝居を楽しむ。相席の場合あり |
| Disney Magical Escape Book/自宅 | 一冊1,980円/公式通販は送料込 | 短編9本+最終問題/一編ずつ遊べる | 一冊を一緒に読んで解く提案 |
| 潜入捜査官エウレカの願い/自宅 | 二人分6,600円/キット一人1つ | 7〜8時間/日をまたいで遊べる | 同じ音声と手掛かりをもとに相談 |
| 花と額縁と殺人と/自宅 | 1セット2,750円、配送費は別途確認 | 約90分 | 二人専用。進行役を別に用意せず遊ぶ |
グリモワールの上記料金には1ドリンクとグリークヨーグルトまたはケーキ、ヘンボッケには料理4品と1ドリンクが含まれます。追加注文や交通費は別です。グリモワールは昼の通常券を比較対象にしており、夜の公演とは内容も料金も異なります。
たとえば、食後にもう一つ予定を入れたい日と、夕食から帰るまでを一つの公演に使いたい日では、確保できる時間が違います。展示の約1時間には待ち合わせや移動も加え、食事付き公演では解散時刻まで見ておく。体験の前後を含めて考えると、料金表だけでは見えない予定の違いが分かります。
一緒に手掛かりを探す『宇田川町に仕掛けられた謎からの脱出』
『宇田川町に仕掛けられた謎からの脱出』は、リアル脱出ゲーム渋谷店で封筒を受け取り、手紙の謎を解いてメールボックスの扉を開けていくゲームです。施設内の探索に加え、近隣店舗へ向かう場面もあります。二人で手掛かりを見つけ、答えを相談したい日の候補です。
解けた答えだけでなく、考えた途中も共有する
一人が先に気づいたら、すぐ答えを伝える前に、どこを見たのかを相手に見せてみる。別の考えが出たら、手元の手紙と照らし合わせて確かめる。こうした遊び方なら、謎解きの得意さが違う二人も、一緒に考える時間を持てます。これは編集部からの楽しみ方の提案です。
店舗の公式案内(外部サイトが開きます)では制限時間なし・随時スタート。二人分の一般料金は平日前売2,800円、当日3,400円、土日祝・ハイシーズンは前売3,400円、当日4,000円です。チケットは一人1枚必要で、キットの引き換えは券面の時刻から30分以内です。
所要時間は公式のゲームシステム欄が約45〜90分、同ページの注意事項欄が約30〜60分と異なります。後に食事を予約するなら、90分程度に加えて移動の余裕を取る計画を勧めます。屋外移動もあるため、雨の日は雨具を用意してください。購入後の自己都合による日時変更・払い戻しはできません。
好きな映画の中を歩くなら、豊洲の『ピクサーの世界展』
『ピクサーの世界展』では、『トイ・ストーリー』のアンディの部屋や『カーズ』のラジエーター・スプリングスなど、映画の場面を再現したセットを巡ります。東京会場の公式紹介(外部サイトが開きます)では13種類以上のセット、所要目安約1時間と案内されています。二人とも好きな映画があるなら、その場所を実際に見に行くことが誘う理由になります。
見たいセットを選んで、映画の話から誘う
相手が演劇や推理ゲームに興味を持つか分からなくても、好きなピクサー映画なら聞きやすい話題です。編集部は、外出の一部に映画の世界を眺める時間を組み込みたい日に、この展示を候補にします。
誘う前に公式のエリア紹介を二人で見て、「アンディの部屋を見たい」「『カーズ』の場所が気になる」と一つずつ挙げてみるのもよい選び方です。同じ作品が一番好きでなくても、それぞれに見たいものがあるかを確かめられます。知らない映画のエリアがあっても楽しめる、と決めつけず、相手が何に興味を持ったかを聞いてから選びます。
あと4日入場時刻と帰り道まで含めてチケットを選ぶ
会場は豊洲のCREVIA BASE Tokyoで、会期は2026年10月12日まで。通常の大人券は一人3,900〜5,400円で、開催日と入場時刻によって変わります。D料金の日には20時以降、二人で7,800円のナイトペアチケットも設定されています。別途手数料がかかるため、販売ページの料金表(外部サイトが開きます)で希望日時の総額を確認してください。
集合は予約時刻の15分前。購入後のキャンセル・券種変更・払い戻しはできない案内なので、先に二人の都合を合わせてから購入します。豊洲駅からは徒歩17分、市場前駅からは徒歩3分という主催者のアクセス案内(外部サイトが開きます)も、待ち合わせ場所を決めるときに役立ちます。
夜のペア券を選ぶなら、夕食を済ませてから向かう予定にするなど、遅い入場時刻を一日の流れに組み込みます。料金が下がる時間帯でも、帰りの交通や翌朝の予定と合わなければ無理に選ぶ必要はありません。二人とも動きやすい時間を先に決め、その範囲で券種を比較する順番が実用的です。
魔法の授業に誘うなら、池袋のグリモワール
『魔法学校グリモワール 〜ウィザードカフェ〜』は、魔法学校をテーマにした体験型カフェです。昼のオープンキャンパスでは見学生として、魔法の授業や不思議な出来事を楽しみます。飲食をしながらショーや演出に触れる形式なので、魔法の世界が好きな相手には「授業を受けに行こう」と具体的に誘えます。
昼の授業と夜のショーは、内容から選ぶ
昼と夜は別の体験です。夜の通常ディナー券は食事とショーが中心で、魔法体験は含まれず、特別魔法体験付きのディナーPlus券が別にあります。「魔法を使いたい」という期待があるなら、店名だけで予約せず券種まで選ぶ必要があります。
このカフェを勧めたいのは、魔法学校という設定そのものに二人が興味を持っている場合です。落ち着いて近況を話すことが主な目的の日には、ショーや演出のある時間とは別に、おしゃべりする時間も取っておくとよいでしょう。体験の内容を知らないまま連れていくより、授業やショーがあることを伝えて誘うほうが、相手も参加する姿を想像できます。
昼の通常券に含まれる食事と、予約前の確認
店舗の公式予約ページ(外部サイトが開きます)にある昼の通常券は、一人あたり平日3,850円、土日祝4,950円。ドリンクとグリークヨーグルトまたはケーキ付きです。しっかり夕食を取る予定とは分けて、前後の食事も考えておくと予算を組みやすくなります。
昼の利用も完全予約・事前決済制で、受付は開始15分前。入口が階段のため車椅子では利用できないと案内されています。体験後に別の予定を入れる場合は、予約枠の終了時刻を確認してから決めてください。
夕食と芝居を一緒に楽しむ、吉祥寺の『ヘンボッケ』
演劇ごはん『ヘンボッケ』の舞台は、韓国料理店「Green Green Korean Dining」。意中の女性を招いた店員が、見栄からついた嘘で周囲を巻き込んでいくコメディです。料理の合間に芝居が進み、食卓にいる自分たちも、その騒動に居合わせる客になります。
夕食そのものを体験の中心にしたい二人に向く公演です。公式は、自分から話しかけたり歩き回ったりする必要はないと案内しています。一方、相席になる場合もあるので、二人だけで静かに食事をするつもりなら、参加の仕方を相談しておきたいところです。
コース料理を挟みながら、店内の騒動を見届ける
食事の店と観劇先を別々に探さず、一つの場所で夜の予定を組めるのが選ぶ理由です。店員の嘘から始まるコメディに興味があるか、韓国料理を食べたいか。その両方が合う二人なら、食事付きという条件を生かせます。お祝いの席として考える場合も、静かな二人席のレストランとは過ごし方が異なることを共有しておきます。
終宴時刻、相席、食事の変更条件を確認する
公式の開催・チケット案内(外部サイトが開きます)では、2026年9月29日・10月19日の公演を掲載。18時30分開場、19時開宴、物語は20時50分ごろまでで、食事を終えて21時30分に完全解散する流れです。通常券はオンライン払い一人10,000円、当日現地払い11,000円。料理4品と1ドリンクが含まれます。
辛くない料理への変更は選べますが、イベント内のキムチの食べ比べは変更不可です。また、公演5日前までに参加者が15人に満たない場合は中止・全額返金となります。参加者側のキャンセルは前日から代金の100%がかかるため、食の好みと日程を二人で確かめてから予約します。
お家デートにも、一緒に解ける謎解きを

家で過ごす日にも、テーブルの上に謎解き本やキットを広げれば、二人で取り組む予定を作れます。短編を一つだけ遊ぶか、何日かかけて物語を追うか。その日に使いたい時間から選ぶと、無理なく始められます。
まずは一編。『Disney Magical Escape Book』
『5分間リアル脱出ゲーム Disney Magical Escape Book』は、ミッキー&フレンズや『くまのプーさん』『アラジン』など、9つの世界を題材にした謎解き本です。ヒント・解答編があり、全編を解いたあとに挑む最終問題も用意されています。
二人で同じページを見ながら、「この絵が気になる」「別の読み方はできないかな」と考えを出し合う使い方を提案します。一冊を一気に終えようとせず、まず短編を一つ選ぶなら、長いゲームを始める気分ではない日にも予定を組めます。商品名の「5分間」を、一冊全体が5分で終わる意味には取らないでください。
公式販売ページ(外部サイトが開きます)では一冊1,980円(税込・送料込)。二人専用のゲームではなく、ここでは一冊を一緒に読む楽しみ方として紹介しています。出版社の案内(外部サイトが開きます)には初版第1刷・第2刷の正誤表もあるので、手元の本の刷を確認してから遊べます。
音声の違和感を相談する『潜入捜査官エウレカの願い』
『潜入捜査官エウレカの願い』は、捜査官から届く音声を聞き、事件を解く7編の連続ドラマ型謎解きです。会話の矛盾、背景の音、写真や地図を組み合わせて考えます。捜査官エウレカを演じるのは梶裕貴氏。同じ音声のどこが気になったかを二人で持ち寄れる仕組みが、この作品を選ぶ理由です。
公式の遊び方・FAQ(外部サイトが開きます)では、所要目安7〜8時間、制限時間なし。日をまたいで遊べるので、何度かのお家デートで続きを進める計画も立てられます。端末は共用できますが、キットは一人1つ必要です。公式ショップ(外部サイトが開きます)の一つ3,300円で計算すると、二人分は6,600円になります。

ネット接続と音声を聞ける環境が必要で、公式はイヤホン・ヘッドホンを推奨しています。続きは同じ端末・ブラウザで再開し、途中でCookieやキャッシュを削除しないようにします。音声を長時間聞くことや緊張感のある演出が苦手な人は参加できないと公式に案内されているため、購入前に二人ともこの形式が合うかを確かめてください。
家で二人の推理に集中する『花と額縁と殺人と』
外出せずにいつもと違う夜を過ごすなら、『花と額縁と殺人と』という二人専用キットがあります。マーダーミステリーは、登場人物の立場で会話や推理を進めるゲーム。この作品では、社交ダンス大会の中止と、主催者への脅迫から事件が始まります。
グループSNEの作品で、ゲームデザインは鯖井凌氏。進行役のゲームマスターを別に用意する必要がなく、プレイ時間は約90分、対象年齢は15歳以上です。二人で遊ぶ1セットが2,750円なので、一人ずつチケットを買う体験とは料金の単位が違います。
二人で始められても、推理はじっくり取り組む作品
ただし、販売店のJELLY JELLY STORE(外部サイトが開きます)では難易度を3段階中の「★★★」と分類しています。人数を集めやすいことと、推理が簡単なことは別です。二人とも事件を考える遊びに興味があり、90分ほど集中する時間を取りたい日に勧めます。注文する場合は、配送費と遊ぶ日までに届くかも確認してください。
進行役を別に用意しない形式では、二人で説明を読み、遊び方を確かめながら進めることになります。食事をしながら片手間に始めるより、テーブルを空けて、会話と推理に使う時間を取る計画を勧めます。外出の準備は少なくても、ゲームに取り組みたい気分かどうかは二人で確認しておきたいところです。

予約前に、相手へ体験の中身を伝える
「変わった場所に行こう」だけでは、相手は何を期待してよいか分かりません。「ピクサー映画のセットを一緒に見たい」「韓国料理を食べながら芝居を見る夜にしたい」と、当日することを伝えると、好みを聞きやすくなります。人前で話すことや他の参加者との同席が気になるなら、そこも予約前に相談できます。
二人専用の『花と額縁と殺人と』は1セットで二人が遊べますが、『エウレカ』は端末を共有してもキットが一人1つ必要です。飲食店の公演も、二人で予約することと貸切は別。友人カップルを誘うことになったら、人数で選ぶ体験ガイドも参考にできます。
次のデートに足したいのが、一緒に驚く時間なのか、相談して答えを出す時間なのか、感想をゆっくり話す時間なのか。二人で一つ選んでみると、行き先の候補も変わります。外で手掛かりを探す日にも、家で音声の続きを聞く夜にも、相手が何に気づいたかを聞く楽しみがあります。
この記事を書いた人
THE CAST編集部
執筆 · 体験型エンタメを、もっと身近にする編集チーム
謎解き・脱出ゲーム、イマーシブ体験、マーダーミステリー、体験型展示などを紹介する「THE CAST」の編集部。新しい体験のニュースから、初めて参加する人のための楽しみ方・選び方まで届けています。誰かと夢中になる時間も、一人で好きな世界に浸る時間も。映画や食事を選ぶように、体験型エンタメが日常の選択肢になることを目指しています。







